 |
2000年5月連休明け、娘が高校に通う通学路沿いの田んぼの中に落ちてました。制服のポケットの中から「ハイ」って出された時は目が点になった私。とりあえず獣医さんに見ていただき、色々教わって、小道具も仕入れて育猫開始。目も開いてません生後10日くらいか?、140gくらいの♂♀はまんだわからん。昼間は私が懐で温め、夜は猫好きさんから譲られたダンボール入りのホットマットで寝んね。3時間毎のミルクは夜中は家族交代で。トイレも同じく猫好きさんから譲られた猫トイレで躾開始。濡らした麺棒でお尻をチョンチョンって。出そうでウロウロしだしたら、トイレに入れる。まずまずだ。でも下痢で困った。 |
 |
|
|
 |
一ヶ月たちだいぶしっかりしてきました。下痢も治まり、もうチョイで離乳かなぁ?私が和裁士なので、大事な仕立物に猫足マークを付けられる懸念が大きく、飼うのはためらって里親募集をするつもりでした。娘はコレで猫拾ってきたのは何度目かです。里親に出して、飼った事はありません。でもココ一ヶ月の大騒ぎですっかり家族は情が移ってました。なかなか踏ん切りがつかない私に業を煮やした主人は、「柵の中で和裁をすればいい」って裁台の周囲に高さ40センチほどの柵を張り巡らしました。飼う事に決定した瞬間でした。娘は大喜びで弟と名前を考え始めました。柵の中の仕事場へは入らないよう躾けれるかな? |
 |
|
|
 |
50日くらいかなぁ、離乳開始です。カリカリをふやかしてつぶして与えました。良く食べました。何も分からないので、とりあえず表示に従った通りの量で。ヨチヨチ歩き、毛づくろいしようと一生懸命でひっくり返り、もー可愛ったっら・・・おしゃべりで、あータンマ生えて来て♂でした。私たちを猫だと思ってるらしく、猫として遊んでくれるので、生傷が耐えません。獣医さんに相談したら、あなた達がシャネルの親兄弟ですからしょうがないなぁ・・ってあきらめ顔。車の怖さも教えられないものかって試行錯誤しましたが、無理でした。猫の親で無いと猫のことは教えられないんだね。 |
 |
|
|
 |
三ヶ月になるとお外に興味が出てきて、何とか外へ出ようとあの手この手で。すばしっこいったら・・負けました。お盆の頃、リードを付けて恐る恐る外へ出してみました。好奇心いっぱい。猫の行動に人間が付き合いきれるはずもありません。仕方なくリード無しで最初は付いていましたが、段々と自由に飛び跳ねるようになりました。1時間毎に帰って来ます。猫ドアを付けたのですが、たいていは他のサッシ戸の前で「開けてぇ」って鳴きます。かわいいので直ぐ誰かが開けます。彼にとっては自動ドアですね。 |
 |
|
|
 |
お隣へは頻繁にお邪魔するようです。この頃お隣では花の介君がいつもお庭にリードでつながれていました。モンちゃんはまんだ居ません。夜中は目が届かないので、猫ドアを閉めて出しません。帰って来ない場合は寝る前に、お外で呼んで探して、強制送還です。でもそー文句も言わず従順でした。その代わり朝4時前にはご出勤です。これがその頃はドーモかなわんでした。 |
 |
|
|
 |
やんちゃです。見ていると気が気でない。ねずみや鳥を捕まえてくるニャ参った。最近お外で面白い事が多いみたいで、なかなか帰って来ません。2〜3時間くらい平気。ずーっと後から分かったのですが、ご近所で5〜6匹猫を飼って見えるお宅あり、そこのマルちゃんちゅうおじいさん黒猫と仲が良かったそうな。そこへ遊びに行っちゃーマルちゃんとお二階のベットで仲良く舐めあって寝ていたんだって。何処の家でも猫好きさんちなら上がり込み、餌もらってそこのお宅の方のお膝なんぞに乗って甘えてたそうだ。びーっくり! |
 |
|
|
 |
毛づくろいを本当に丁寧に良くする子でした。ロシアンブルーのような素敵な毛並みで、顔は精悍手足・尻尾はシュルリと細長いかっこいい奴。ただ目はオレンジっぽい黄色でした。近所の猫好きさんが皆「いい猫拾ったねぇ」って言ってくれてました。トイレは外に出るまでは猫トイレでしましたが、以降家の中では全然してくれなくなっちゃいました。野良ちゃん♂と時々もめてましたが、わりに大きな怪我は無かったよ。でも近所の気の強い♀猫にいつも追われてました。顕著な発情が無く、2月頃に(生後九ヶ月)やっと去勢手術をした記憶があります。 |
 |
|
|
 |
家の中でももちろん良く遊び、良く寝ていましたよ。当初からお父さんが頑張って猫タワー建設しましたし、ねずみっち君のおもちゃも大好評。時々新しいおもちゃを買って来ては、飼い主が楽しんでました。夜私がお仕事が終わるのを柵越しの私と背中合わせの所でいつも待って居て、終わるとすぐ遊んでー!攻撃でした。もー可愛くて可愛くて・・息子より・・ |
 |
|
|
 |
 |
 |
| 家族じゅうのアイドル・シャネル。家に居る時は、いつも誰かが遊ぶか、誰かのお膝に居るか、誰かと寝んね。精神的に参っていた私は特にシャネルに助けてもらった。シャネルのお陰でバランスを保つ事ができ、とても感謝感謝だ。まーじき1歳を迎える4/10、前の晩から帰って来なかったシャネル。夕方も夜中もずーっと探し続け、朝も・・お隣さんも一緒に探して下さった。そして・・裏の農道の向こう側の田んぼの畦で・・シャネルはすでに冷たく・・苦しんだ様子も無く穏やかな綺麗な顔で・・突然の事で、私も娘も受け入れ難く・・何日も何もする気力も無く、シャネルの骸の前で泣いていた私。ついに意を決して皆でお庭の土に返した。そして・・お父さんがムスカリの花を植えた。車にはねられたのか?除草剤なのか?分からない。今まで語ることは出来なかった。小次郎と小雪がその一ヵ月後に家に来てくれて、やっと我が家に笑い声が。子猫はいいなぁ。シャネルは私にとっては大切な大切な初猫。こんないい子にゃこれから先も出会えないと思うわ。 |
 |
最後にシャネルが残した濡れ縁の足跡。いつもなら雑巾で拭くのだが・・・拭かずにずーっと眺めていた。一ヶ月くらいは付いていた。段々に薄れていく足跡が悲しくて・・悲しくて・・ |